マシジミ(二枚貝・シジミ科)
『マシジミ』は、淡水(真水)にすむ二枚貝です。水のきれいな砂のところにすみます。
成貝(大人になった貝)は、黒いうるしをぬったようになるものもありますが、ふつう黄色味を帯びているものが多いです。
幼貝には焼け焦げのような黒い斑点があります。
卵は産まず、小さな貝の形まで育った赤ちゃんを産む胎生です。
雌雄同体でオス・メス両方の性質をもっています。
汽水域(川の水と海の水が混じるところ)には、ヤマトシジミがいます。一般にシジミとして売られているのはこちらです。
二枚貝の仲間は、体に頭部はなく触角も目もありません。
水管と呼ばれる貝殻の縁から水を吸い込み、吐き出して、水の中の小さなえさをこしとり、口に運んで食べます。
そのため、水をきれいにしてくれる生き物です。
【指標生物による水質判定】:Ⅱややきれいな水(環境省) ・ Ⅳ 多少不快な水環境(熊本県)
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